カナダにギターを持ち込みたい!留学生におすすめの「図書館」活用法

2023年の9月からカナダのバンクーバーに留学中のMomoです。
海外留学を検討している方や、すでに留学を予定している方の中には、留学先に楽器を持っていきたい!という方もいるのではないでしょうか。じつは私もその1人で、日本にいた頃は一日に何時間も弾くほどギターが大好きでした。
そのため日本で愛用していたギターをカナダまで持って行くべきか、渡航ギリギリまで悩みましたが、一番大きなキャリーケース2つとハードケースに入れたギター。そんな大量の荷物を一人で運ぶのは難しそうだし、空輸するにはお金がかかりすぎる…ということで、泣く泣く断念。

しかしカナダに来て1ヶ月が経った今、やはりギターが弾きたくて仕方がない……。
そんなタイミングで見つけたのが、ナント無料でギターを借りられるというVancouver Public Library(バンクーバー中央図書館)での楽器レンタルサービスでした。
ここではそんなVancouver Public Libraryの様子や、楽器をレンタルする際の利用方法についてご紹介します。


飛行機へのギターを持ち込む場合の取り扱い
私の場合は荷物の量が多かったこともあり断念しましたが、そもそも飛行機へ持ち込む場合はどのような扱いになるのでしょうか。簡単にまとめてみました。

エア・カナダ(機内持ち込み)の場合
楽器類は、現行のエア・カナダの機内持ち込み手荷物の規定内*であり、以下のいずれかの条件を満たす場合、機内にお持ち込みいただけます。
- 頭上の収納棚または前の座席下に収納できること
- 楽器専用に座席を購入されていること
楽器専用に座席を購入する場合
ご搭乗になるクラスで楽器専用に座席を購入される場合は、正規の運賃(最安値を含む)の50%割引となります。
エア・カナダ(受託手荷物の場合)
出典:Air Canada公式サイト
- 楽器類は個別にお預けいただいた場合、手荷物1個と見なされ、ご搭乗クラスで許容される受託手荷物の個数に含まれます。
- 手荷物(楽器+受託手荷物)の数がご搭乗クラスの許容個数を超えた場合は、超過手荷物料金がかかります。
- 楽器類は頑丈で硬い専用の輸送ケースに適切に梱包していただく必要があります。
JALやANAなど、いずれもサイズによって、手荷物となるケース/超過料金がかかるケースに分かれます。

「ならばウクレレを手荷物で!」とも悩みましたが、手荷物としてパソコンを持って行く必要もあったので、結局どれも持って行くのをあきらめたのです……。

Vancouver Public Libraryってどんな所?
Vancouver Public LIbrary(以下、VPL)とは、本館と分館を合わせて21館で構成されているカナダで3番目に大きな公立図書館です。
ダウンタウンに位置するCentral Libraryはパレスチナ出身のカナディアン建築家が建設したということもあり、図書館というよりは美術館のような素敵な外観で、実際に行ってみると迫力がすごかったです!
なんと高さは9階建て。英語の書物だけでなく、フランス語や中国語、日本語の本や雑誌、漫画なども並んでいました。



本を借りることはもちろんですが、自習スペースやプリンター、広いパソコンフロアなどもあり、とても便利な場所です。図書カードを作ればWi-Fiも無料で繋げることができるので、スマホやパソコンも安心して使用することができます。


作成は無料!図書カードの作り方と持ち物
図書カードはバンクーバー市内に住んでいる方なら誰でも無料で作ることができます。(再発行には$2必要です)
図書カードの登録と作成は、図書館のサービスカウンターで手続きをします。
カナダ在住の留学生が持参すべき必要書類
カードを作る時には身分証明証が1点必要ですが、私たち留学生(学生ビザ,ワーホリビザで滞在中の方)は以下の3点が必要ですので忘れずに持参しましょう。
- パスポート
- ビザの原本
- 現住所が確認できる書類
これらの必要書類を持ってサービスカウンターへ行き、図書カードを作りたい旨を伝えれば2,3分程度で作ることができます。また、カードを作る際にスタッフの方からPINコードを口頭で伝えられます。
このPINコードは、本を借りる際や図書館のパソコンを使う際、図書館のWi-Fi使用時に必要になるので、覚えておくようにしてください。コードといっても生年月日や電話番号の下4桁などの簡単なものなので、覚えやすくはなっていると思います。
図書館の楽器を無料レンタルするには
VPLでは本以外にもCDやDVDも借りることができるのですが、中でも驚いたのが楽器を無料で借りられること。しかも予約の手順はとても簡単でした!
楽器の予約方法とピックアップ
1サービスカウンターで図書カードをつくる

2インフォメーションカウンターへ行き、楽器を借りたい旨を伝える
3借りたい楽器の種類を選び、予約完了
4後日メールが届き次第、予約したカウンターへ行って楽器をピックアップ
まずは図書カードを作ろう
図書カードがないことには何も始まらないので、本や楽器を借りたい方は、まずは図書カードを作りましょう。
特にギターは人気が高いようで、右利き用は全て順番待ちができていました。そのため、ギターを借りたい方はなるべく早めに予約を済ませておくと良いと思います。

図書館で借りられる楽器の種類
ギターの他にも、ウクレレやヴァイオリン、キーボードなどなど。たくさんの種類の楽器がレンタル可能なようで、新しく楽器を始めたい方もお試しで借りてみて弾いてみることもできますし、とても良いサービスだと思いました。



楽器の空き状況や予約はネットでもできるようでした。ホームページも上手く利用して、図書館を使い倒そうと思います!
おまけ情報:図書館には両替機もある!
以前の記事で、「寮での洗濯時に小銭が必要だけど、小銭を使う機会がないから両替をしなければならない!」とご紹介しましたが、なんと図書館に両替機を発見!
今後はいろんな目的で、図書館に行く機会が増えそうです(笑)


まとめ
実際にギターを予約してから数日たちますが、今はまだ音沙汰がありません。
レンタル可能期間や、楽器をレンタルしてみての感想なども後日別の記事でご紹介できたらと思いますので、続編をお楽しみに~。