【体験談】HSPに海外留学は可能なのか〜カナダで過ごした最初の1ヶ月〜

こんにちは、2023年の9月からカナダのバンクーバーに留学中のMomoです。
バンクーバーに来てから早いもので1ヶ月が過ぎました。この記事ではそんなカナダで過ごした最初の1ヶ月間の感想を、記録として残します。
英語力ゼロ、高卒HSPの私がカナダへ1人で飛び込んで、大変だと感じたことや学んだこと、キラキラだけじゃない留学生活のリアルをお伝えします。

バンクーバーを選んで良かったこと
自然が身近にある
1ヶ月バンクーバーで過ごした今、バンクーバーの良い所をあげるならまず1番は自然がとても身近にあることだと私は思います。
幼い頃から自然に触れるのが大好きだった私ですが、東京へ引っ越してからは自然に触れる機会が減ってしまい、海なんて1年に数回見られる程度でした。今私が滞在している学生寮からは歩いて10分程度の場所にスタンレーパーク、同じく10分ちょっと歩けばイングリッシュベイへ行けたりと、自然がとても身近にあります。
街を歩けばリスが木の実を食べていたり、ウミネコが鳴きながら空を飛んでいたりと、想像していた以上に素敵な場所でした。
治安が良い
バンクーバーは比較的治安がいいと感じます。アメリカなどでは盗難被害もよく耳にしますが、バンクーバーに到着してからこの1ヶ月、何かを盗まれたり怖い思いをしたりという経験は今のところありませんし、周りの留学生友達からも、そういった話は聞いていません。

とはいえ、日本と比べてしまえばやっぱり気は抜けないので、警戒するに越したことはありませんよね。
移民が多い
また、移民国家ということもあり、街を歩いていると本当にたくさんの人種の方とすれ違います。そのため比較的人種差別的なことが少ないと感じますが、現時点では私自身が人との関わりが多くないので、”今のところは”といった感じです。
日本人が多いことのメリット・デメリット
バンクーバーは日本人の割合も多く、すれ違う相手から日本語が聞こえることもしばしば。これは英語を勉強しに来た私たち留学生にとってはデメリットにもなり得えますが、困った時に助けを求められる存在が多くいると考えれば、それはメリットとも言えます。
日本人コミュニティを頼りすぎないことが大切で、英語を話す環境が身近にあることを活かせるかどうかは、やはり自分次第ではないでしょうか。

海外留学にありがちな「ホームシック」について
どれくらいの頻度や割合でホームシックになるのか、私自身、留学前に気になったので色々と情報収集をしました。
事前の情報収集で心づもりができた
実際カナダで家族と離れて暮らしてみて、1番家族に会いたくなるのは辛いことや不安なことがあった時でした。ホームシックに関しては、渡航から1週間は現地に慣れず帰りたいと思う人や3ヶ月経ったあたりから母国が恋しくなる人など様々ですが、私の場合は期間というより心の状態と比例してホームシックになっているような感じがします。


同世代には、高校入学と同時に、学校の寮に入るなどで家族と離れた生活をする方もいると思います。ですが、私はカナダへ来るまでは家族とこんなにも長く離れて生活したことがなかったので、渡航前は3日で帰りたくなるだろうと思っていました。その上で、どんなに苦しくても3ヶ月は頑張ろうと覚悟をして渡航したのです。
ところが、渡航してから今日までの約1ヶ月、自分が想像していたより「帰りたい」と思う頻度はとても少ないです。これには自分でも驚いていますが、帰りたいと思わない理由は、揺るがない「目的」があったからだと思います。
家族大好き人間なので、もちろん毎日寂しいですが(笑)
ホームシックになった時の対処法
ホームシックになった時に私がいつも意識していることは、とにかくどこでも良いから外へ出て、少しのあいだ散歩をすること。晴れの日ならもちろん気持ちが良いですが、私は雨の日も嫌いじゃないので、雨が降っていても気にせず外へ散歩に出かけます(笑)
映画を見たりYoutubeを見たり音楽を聞いたり、なんでもいいから気を紛らわせる。それが私なりの対処法です。
英語力ゼロでカナダ留学!1ヶ月で英語力はどれくらい伸びる?
小学生の頃に英会話を習っていたため、英語にはある程度自信があった私ですが、渡航前の英語力はほぼゼロに等しかったです。そんな私が1ヶ月カナダで過ごしてみて英語力はどれくらい伸びたのか。

最初より「少し耳が慣れた」程度
私が思うに、もちろん多少の成長はありますが驚くほど伸びたかと言われれば、正直そうは感じません。語学学校に通い始めて1,2日は先生が何を言っているのかすらも分からないことが多かったですが、耳が慣れたせいか最初の方よりは内容が聞き取れている気がしますが、実際街にいるネイティブたちの英語はまだまだほとんどが聞き取れません…。
学校だけではなく生活面でも意識したい
グラマーやリーディングは勉強すれば何とかなりますが、リスニングスピーキングはどれだけ聞き、話すか。私はリスニングとスピーキングが苦手なので2ヶ月目からはそこに重点を置きながら学習や生活をしていこうと思います。

HSPの海外留学はやっぱり大変?繊細な私がカナダで過ごした最初の1ヶ月
HSP気質を持つ私が日本から何万キロも離れたカナダに1人で飛び込んでから1ヶ月。HSPはもちろん都合よく消えてくれる気質ではないので、カナダへ来てからも「あぁ、また出てるな〜….」なんて思うことがしばしばありました。

海外にいてもHSP気質は変わらない
学校に慣れないうちはストレスによって授業中に頭痛が急に発症したり、寮の管理人とのやり取りがうまくできなくて自分をせめて静かに部屋で大号泣したり、念願のクラスレベルアップも不安と緊張で苦しくなってしまったり…。
自分がHSP気質であることを受け入れてはいても、苦しいものは苦しくて、そんな時はどうしてもネガティブになってしまいます。

海外留学中にHSP気質と上手につきあうには
でもそういう時は「ここにいるだけですごいんだから」「なるようになるしかない」と自分自身に言い聞かせるように意識していますが、どうしても不安や緊張に耐えられない時は母に助けを求めます(笑)なんだかんだ、それが1番落ち着くので。
繊細だからこそ、人より苦しかったり大変だと感じたりすることは多いかもしれませんが、「HSPだから留学には行けない」「来なければよかった」なんてことは一瞬も思ったことはありません。
自分で立てた「目的」に立ち戻ることを意識する
私が留学へ来た目的の1つは「自分ともっと深く向き合うため」。
海外留学を検討されている方は、ぜひ「現地でしかできないこと」や「英語力が上がったらチャレンジしたいこと」など、目的や目標を明確にすることをオススメします。それらは、必ずしも英語に関連することではなくても良いと思います。

英語とは無関係の揺るがない「目的」は、チカラになる
今回、私が立てた「自分と向き合う」という目的は、自分自身が今より自分らしく生きるためにとても重要なことだと思っています。「英語力が上がったら●●しよう」という「目標」とは別に、こうした目的があったことも、この1ヶ月で「帰りたい」と思わなかった理由のひとつではないかと、今は強く感じています。
まとめ
苦しいことも大変なことも、これから先なにが起こるかは誰にも分からないけど、まだまだ弱い自分と少しづつでも向き合っていけたら、それだけで自分を褒めてあげられる価値があるのかなと思います。