N中等部

学校嫌いを克服!私のN中時代を振り返る(後編)

Momo
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こんにちは、2023年の9月からカナダのバンクーバーに留学中のMomoです。

この記事では私が通っていた角川ドワンゴ学園N中等部キャンパスの詳細や基礎学習の進め方、なぜN中等部(以下、N中)に通うことで学校嫌いが克服できたのか。また、通学したことで得られた学びや出会いについてをお伝えします。

前編では私がN中に入学した理由や授業について、N中に通う生徒の特徴などをまとめていますので、是非そちらも合わせてお読みください。

合わせて読みたい
学校嫌いを克服!私のN中等部時代を振り返る(前編)
学校嫌いを克服!私のN中等部時代を振り返る(前編)

※私はN中1期生なので在籍期間は2019年〜2020年の1年間のみです。そのため、私が通っていた頃と現在では内容が異なる場合があります。入学をご検討の方は、必ずN中公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

N中キャンパスの設備と様子 〜東京秋葉原キャンパス〜

前回の記事でもご紹介しましたが、私は週5日、N中に通っていたため、キャンパスには中学3年生の1年間、とてもお世話になりました。

今回は、私が1年通学した秋葉原キャンパスについてご紹介します!

東京には、新宿・池袋・秋葉原・町田と4つのキャンパスを持つN中ですが、その中で私が選んだのが秋葉原キャンパス。各キャンパスに差はないとは思いますが、他のキャンパスへの通学を検討中の方は、参考程度にお読みいただけたらうれしいです。

駅からのアクセス

秋葉原キャンパスは千代田区のオフィスビルの2階にあります。秋葉原駅から徒歩で約6分、神田駅からは約3分と駅も近く便利です。

オフィスビルということはもちろん、他の階にはそれぞれ企業のオフィスなどが入っているため、原則生徒のエレベーターの使用は禁止。学校のルールでは、登下校の際は階段を使います。

キャンパス内設備

キャンパスには自動販売機があり、休み時間にはよく生徒が飲み物を買っていました。自動販売機で購入できるドリンクは生徒によるアンケートで変わることがあり、ジュース系は結構少なかった印象です。

窓際にはカウンターがズラッと並んでいて、休み時間には外を眺めながらそこでお昼を食べる子や、放課後に勉強する子をよく見かけました。

キャンパスの奥には、みなさんお馴染みのUNOやトランプ、オセロやチェスのほか、見たことのないボードゲームなどがたくさん置いてあります。お昼休みや放課後には、先生も含む複数人の子たちが輪になって、ゲームを楽しんでいました。

秋葉原キャンパスの様子

キャンパスはオフィスの一室なので“教室”という概念はなく、週3日や週5日などの通学コースが違う子同士でもフラットに接することができます。先生方も見える位置にいるので、生徒と先生との距離がかなり近い感じがしました。

キャンパスを問わず、N中にはスマホやゲームの使用、お菓子の持ち込みなどいずれも「禁止」する校則がないため、休み時間はとても自由です。PCやスマホなどで動画を視聴する子もいれば、家から持ってきたゲームで友達と通信して遊んだり、カードゲームを広げたり、お菓子をつまんだりと本当にさまざまでした。

私も何人かの友達とswitchで遊んだり、スマホゲームを楽しんだりしました。他の学校よりルールが少ない分、自由にのびのびと過ごせることがとてもストレスフリーで好きでした。

学習は自分のペースで。N中の基礎学習の進め方

“授業”と聞いて多くの人がイメージするのは「先生が黒板の前に立って授業をし、それをクラスみんなで受けるもの」ではないでしょうか。

しかしN中は違います。一番の違いは、学習内容やペースが”みんな違う”ということ。

基本的には、オリジナル教材の動画を見ながら各自のレベルに合わせて基礎学習を進めます。中学生なのに高校生レベルの勉強をしたい人や、小学校レベルに戻って復習から始めたい人など、どこをどのように学習するかは全て自分で決められます。

ほとんどは映像授業を見て各自で学習を進めますが、もちろん学校で配られた教科書を使ったり、市販のワークを持参して学習を進めたりと、映像授業も強制ではありません。基礎学習の時間は十分に確保されていて、それぞれが自分に合った学習方法で、自分のペースで学習を進めることができるのです。

「映像だと理解できなかった時に質問できないじゃん!」そう思う人もいるかもしれませんが、分からなかったことは先生に聞けば丁寧に教えてくれます。

基礎学習の時間はほとんど個別学習(自主学習)になりますが、ちゃんと先生がパトロールしてくれているため、気になったことがあれば歩いている先生を捕まえて、いつでも質問することができるので安心です。

たった1年で学校嫌いを克服!その理由とは?

中学2年生まで公立の中学校に通っていた私。その2年間はHSP気質がゆえのストレスに悩まされ、学校という場所がとても苦手でした。

そんな私がN中に入学してからの1年間で「学校=苦しい」から抜け出すことができたことには、私自身が一番おどろいています。

教室に入るだけで体調不良になってしまっていた私が、なぜたった1年という期間で学校嫌いを克服できたのか。その1番大きな理由は、N中が”窮屈な学校”ではなかったからだと思います。

大人数での行動や、人前での強制的な発表会、これでもかといわんばかりの競争や評価……。「個性は大事」と言いながら、都合のいい丸の中に生徒を収めようとするのが学校の”当たり前”だと、ずっとそう思っていました。「窮屈」とはこのことです。もちろん普通の学校だからこそ学べることもたくさんあるでしょう。けれど私はそんな学校生活がストレスでしかなく、毎日が「行きたくない」の連続になっていたのです。

一方、N中では、”強制”という言葉とは無縁な学校生活が送れました。

参加できない・したくないと思ったら、遠くから眺めたり話を聞いたりするだけでもいいし、やってみたいと思った時には存分にチャレンジもできる。HSPの記事でも大事だと書いた「自分の心に素直に」なれるのがN中でした。

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「自分で選んで歩いていける」当たり前にできそうなそのことができない学校が多い中、N中ではできたのです。そして何かあれば先生が助けてくれる。もちろん、こうしたN中の方針も、合う合わないはあるでしょう。生きやすさも一人一人違いますから。でも私にはそんな自由でほどよい距離感のあるN中がとても合っていて、通っていくうちに少しづつ自分の中にある窮屈な学校のイメージを消し去ることができたのでしょう。

N中で得た「学び」と「一生の友達」

そんなN中生活で学んだのは、「自分の”好き”を生きる」ということと、「無理に周りに合わせる必要はない」ということ。簡単そうで誰も教えてくれない大切な2つのことを教えてくれたのが、N中でした。

好きという気持ちだけではどうしようもないことだってもちろんあるし、周りと力を合わせて物事を成し遂げることも大切ですが、他人の目を気にして自分の「好き」を閉じ込めたり、合わせる必要のないことまで合わせたりする行為は、少なくともN中ではなんの評価も得られません。むしろ、自分自身が心地よいと感じられる「あり方」や、得意を伸ばすことの大切さなどを、日々の生活の中で自然と気づかせてくれました。

N中に入るまでは苦手意識のあった友人関係。公立の中学校に通っていた頃は、女子同士の陰口や愚痴にうんざりしていた私ですが、N中に入学をしてから同じような境遇の子や趣味や性格のあう仲間と少しずつ話をしているうちに、「親友」と呼べる友達もできました。学校嫌いを克服できたのは親友たちのお陰と言っても過言ではないくらい、彼女たちと過ごす日々が楽しかったです。

みんな学年は違いますが今でも関係が続いていて、もう5年目の付き合いです。N中に行かなければお互いの存在を知ることさえなかったと、思うととても恐ろしく感じます(笑)

勉強はマイペースで進めることができ、生きる術とパソコンスキルも学べて、おまけに趣味や性格のあう仲間もできる。知らない土地での新たな生活に全く不安がなかったわけではないですが、あのとき入学してよかったと、N中時代を振り返って心からそう思いました。

ABOUT ME
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留学生
N高等学校を卒業後、Coop留学でカナダに来ています。 HSPの私がなぜ単独で海外留学にチャレンジしているのか、Coop留学で学んだことなどを発信していきます。
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