N中等部

学校嫌いを克服!私のN中等部時代を振り返る(前編)

Momo
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こんにちは、2023年の9月からカナダのバンクーバーに留学中のMomoです。

前回の記事では「HSPってなんだろう」という話や、学校嫌いだった私の中学時代についてお伝えしましたが、実は私の中に「学校=苦しい場所」という認識があったのは中学2年生まで。ちょうど学年が上がるタイミングで埼玉から東京へ引越し、同じころ、「角川ドワンゴ学園 N中等部」が創立しました。

今回は、そんなN中等部、通称“N中”について。前編では、私がどんな理由で入学し、どんな学校生活だったか、どんな子が通っていたのかをお伝えします。後編では、私が通っていたN中キャンパスの詳細や基礎学習の進め方、なぜN中に通うことで学校嫌いが克服できたのか。通学したことで得られた学びや出会いについてお伝えします。

私の体験談が、N中等部への入学を検討されている方の参考になればうれしいです。

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※私は1期生なので在籍期間は2019年〜2020年の1年間のみです。そのため、私が通っていた頃と現在では内容が異なる場合があります。入学をご検討の方は、必ずN中等部の公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

N中等部とは

N中等部(以下N中)は、学校法人角川ドワンゴ学園が運営する、「プログレッシブスクール」で、学校教育法に定められた中学校ではありません。そのため、公立もしくは私立の中学校に在籍したまま、簡単に言えば学校を2つ掛け持ちする形になります。

通学コースの場合は、その名のとおりキャンパスに通学しますが、学校へ通う日数は週1回・週3回・週5回と選べるため、N中に週3日通い、残りの2日は公立中学校に通っている子もいました。私の場合、公立中学校には“在籍のみ”で一度も通学はせず、週5日間、N中等部へ通いました。

通学コースは、実践的なカリキュラムを通して自分のやりたいことを見つけることができるのが特徴です。ネットコースは、自宅にいながらインターネットを活用して自分のペースで学んだり、カリキュラムを通して自分のやりたいことを見つけたりすることができます。

※ちなみに、N中等部と系列校であるN高等学校は、忙しい芸能人や、練習に専念したいプロスポーツ選手なども多数輩出しています。

N高出身の芸能人・スポーツ選手

フィギュアスケーター 紀平梨花さん

トラックメイカー(音楽家) SASUKEこと、原口沙輔さん

ファッションモデル みちょぱこと、池田美優さん など

余談ですが、SASUKEさんは、母の大好きな「新しい地図」へ15歳の時に楽曲提供したり、2022年のN中等部とN高/S高の合同入学式にRimixバージョンの校歌斉唱で登場したりと多方面で大活躍です!

N中ではどんな授業が行われるの?

N中では総合力を身につけるために、教養・思考力・実践力の3つを学びます。また、ICTツールを活用した授業やPBL(プロジェクト学習)など多様な教育コンテンツがあり、社会で求められる「総合力」を、実践を通じて身につけられるのが、プログレッシブスクールであるN中の大きな特徴とも言えます。

パソコンスキルは必須?!私が事前に準備したこと

数学や国語などの基礎学習はもちろんですが、生きるために必要なライフスキルの授業やプログラミングの授業は、私自身、とても役立ったと感じています。

プログラミングといっても、最初はマインクラフトやスクラッチなどでゲームに触れることから始まり、最終的にはコードを書いて本格的なホームページを作成するなど、少しずつ授業の難易度が上がっていきます。

私は入学前にタイピング(ブラインドタッチ)だけはできるように準備しましたが、入学時点でのパソコンスキルはゼロに等しかったです。

ブラインドタッチって?

ブラインドタッチとは、パソコンで文字や数字を入力するときに手元を見ずに入力をするテクニックで、画面に視線が向いているため、効率的でスピーディーに入力できるというメリットがあります。

ライフスキルの授業では、マインドコントロールの方法を学んだりブレーンストーミングの練習をしたりと、様々な内容の授業が行われました。

私がN中を選んだ理由

私がN中の存在を知ったのは、中学2年生の終わり頃でした。すでに担任の先生との進路相談も始まっていて、高校はN高に行くと決めていた私。そんな時、「N高と同じドワンゴ学園が、N中等部っていう中学生から通える学校を新しく始めるらしい!」と母から聞き、そこで初めてN中の存在を知りました。

私がN中に入学を決めた理由

私がN中に入学しようと決めた理由は2つ。

  • 単純に”楽しそう・行ってみたい”と思ったから
  • 将来やりたいことが全くなかった私が「ここでなら、やりたいことを見つけられるかも」と思えたから

中1から中2まで、学校という存在がとても嫌いだった私ですが、N中に対して「楽しそう!」「行ってみたい」と思えたことこそが、入学の決め手となった何よりも大きな理由でした。

N中にはどんな子たちが通っている?

N中について説明をすると、「不登校やクラスに馴染めなかった子が行く場所」なのではと、いわゆるフリースクールをイメージされることも多いです。

もちろんN中にも「以前は学校に行けなかった」という子もたくさんいましたが、驚いたのが、中学生なのに高校レベルの数学を難なく解いてしまうような子や、自分の会社を持つ子、英語がペラペラなバイリンガル、パパッとコードを書けちゃうプログラマーレベルの子がちらほらといること。

N中では学習も一人一人好きなように進められるため、高校レベルの学習を進めている子もいれば小学校レベルからやり直している子と様々でした。不登校か否かは全く関係なく、普通の中学校ではレベルが合わないからN中で好きなように勉強がしたいという理由でも入学できるのがN中です。

「好きなことを好きなだけ」自分にあった学び方ができるのは、N中の良いところだと思います。

プログレッシブスクールとフリースクールの違いって?

プログレッシブスクールとフリースクールは、どちらも「自由な学びの場」を提供する学校で、学校教育法に基づく公立・私立の学校とは異なります。

フリースクールと混同されがちなプログレッシブスクールですが、プログレッシブスクールは、社会に求められる創造力を身につけるための実践的授業に重きを置いているのに対し、フリースクールは、不登校の小中高生が学校以外で学んだり友達と過ごしたりできる居場所となっていることが多いようです。

N中等部の試験内容ってどんな感じ?

ちょうど私が中学3年生になる少し前の時期に第一期生(4月入学)の募集があり、入学試験を受けて無事に合格し、中学3年生の4月からN中等部の週5コースに通い始めました。

あくまで第一期の入学試験なので参考程度ではありますが、2019年当時は(まだN中等部設立前だったのもあり)N高等学校が会場で、筆記試験と作文→個人面談→グループ面談という流れでした。

筆記試験は小学6年生から中学1年生レベルの内容で、作文のお題は「将来の夢・なりたいもの」だったと思います。(原稿用紙一枚を渡されましたが、文字数指定や制限はありませんでした)

個人面談では、自分の長所や短所などを聞かれ、グループ面談では、当日出されたテーマで話し合いをしました。

以上、N中等部について(前半)をお伝えしました。
次回は、N中キャンパスの詳細や基礎学習の進め方、なぜN中に通うことで学校嫌いが克服できたのか。通学したことで得られた学びや出会いについてお伝えします!

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N高等学校を卒業後、Coop留学でカナダに来ています。 HSPの私がなぜ単独で海外留学にチャレンジしているのか、Coop留学で学んだことなどを発信していきます。
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